「そもそも草木染めってなに?」
草木染め(くさきぞめ)は化学染料ではなく、地球に優しい天然素材から出来た染料を使う布の染め方です。家庭にある身近な材料から気軽に作れるという面白さも特徴で、例えば、たまねぎの皮など、普通であれば生ゴミになってしまう様なものも、草木染めの染料として利用することができます。
主に「草」や「木」が染料の元として使われる為、作家の山崎斌(やまざきあきら)さんによって「草木染め」と命名されました。
「草木染めってどうやってするの?」
二つの工程を何度も繰り返すことによって草木染めは完了します。
①素材を煮て色素を抽出
②抽出した色素を染めたい繊維に定着させる(媒染)
「媒染」の工程では、金属イオンなどの媒染液と抽出した色素を結合させて発色をさせるので、媒染液によって元の染料の色とは全く違う色になることもあり、これも草木染めの面白い要素だと思います。
草木染めというと、天然の染料を使うため、鮮やかな色にはならないのではないかと思われる方もおられるかもしれませんが、この二つの工程を何度も繰り返すと、繊維染着がより良くなり、化学染料とも変わらない鮮やかな色も出すことが出来ます。
「うつろうって?」
2015年4月に栗須朋子さんによって立ち上げられた草木染めの製品を中心としたライフスタイルブランドです。
「うつろう」の由来は、季節がうつろいでいくさまや、一日の中でうつろいでいく風景を楽しめるような、そんなテキスタイルを作り、それを通して一人一人の暮らしに寄り添える製品を作りたいという想いから名付けられたとのことです。
「うつろうの草木染めストール」
商品はこちら
「うつろうの草木染めワークショップ」
「うつろう」では、栗須さんの染められたストールなどの商品を買うだけでなく、草木染めを実際に体験できるワークショップを開催しています。
次回のワークショップでは、ストールまたはエコバッグを染めることが出来ます。染料にはピンク色のツツジと紫色のログウッドをご用意しています。世界に一つだけの品を作ってみませんか。
日時:7/9(土)14:00-16:00(13:30受付開始)
場所:ソーシャルビジネスラボⅡ
東京都中央区日本橋蛎殻町1-24-4井川ビル2F
料金:お持ち込み:3,500円
エコバック:4,000円
ストール:5,000円